私が思う「こんな人は起業するのはやめとけ!」というのは・・

一言でいうと指示待ち人間。

起業する方の多くが勘違いしているのが「自分には〇〇出来ないから経営には向いていない」という考え方。

お金にルーズ、営業下手、アイディアが湧いてこない、コミュニケーションが苦手。

一見そんな人には経営は難しいように感じますが、実はこんな能力がなくてもしっかりと経営されている人はいます。

逆にこういう方がうまく経営されているケースも多いです。

それは何故か?

こういう人は、自分が出来ないことをチキンとスタッフや外注先にアウトソーシングし、自分の得意業務に専念しているからです。

例えば私の例でいうと、割と器用なので最初の飲食店の大工仕事を3カ月かけて自分で行い、経費削減をしました。

しかし、もしかしたら工務店にしっかりと依頼すれば、1カ月でお店をオープンし、2か月分の売り上げで工事代を捻出出来たかもしれません。

もちろん何が正解ということはありませんが、器用貧乏という言葉があるように、器用な人はなんでも出来てしまうというメリットがあります。

その一方で、すべて自分でやってしまうことで周りも育たずにいつまでも自分ですべての業務をこなすことになってしまいがちです。

大きく事業を展開するうえでそのことが邪魔をする場合があります。

話が反れてしまいましたが、では、どんな経営者にも共通して必須な条件とはなんだと思いますか?

それは「指示をしっかりと出せる」ということです。

いくら一人の会社であっても、取引先や銀行、日々の判断は自身で行う必要があります。

当たり前ですが経営者には誰も指示をしてくれません。誰も守ってくれません。

私の卒業した小学校の黒板近くに「気づき・考え・行動する」と書いてありましたが、まさしくこれは経営者にとって必須条件です。

ビジネスではPDCAサイクルともよばれ、PLAN(計画)・DO(行動)・CHECK(評価)・ACTION(改善)の意味を持ちます。

これは私が経営において最も大切している考え方のひとつで、指示待ち人間の真逆の行動となります。