起業するのに学歴は必要か?

結論を言えば、学歴はまったく必要ない。

学歴よりも学生時代に何を考え、どんな行動をとってきたか。また、社会に出てどのように適応していくのかのほうが大事。

私がたくさんの人と接する中で、学歴や過去の栄光、例えば、甲子園に出たとか全国で一番になったなどの功績がある人の一部が、社会を受け入れられてない傾向があるように思います。

その人の価値観やプライドが学生時代の栄光で止まっている。周りを見渡せば自分よりも劣っていたはずの人間が社会で成功していく。

そのことすら認めずに「俺も本気を出せばこいつらよりもやれる」という自信が邪魔をして挑戦することすらしない。

そしていつの間にか年月ばかりすぎ、大きな差がついた状態に気付いたことにはもう遅い。

実は私もその人間のひとりでした。

数値で示せるような栄光はありませんでしたが、幼少期から自信たっぷり。スポーツも勉強も優秀なほうだったので、社会に出てもこのまま成功すると本気で思っていました。

しかし・・・

実際には自分が見下していた人間が会社で成功した、出世したなどという話を聞くたびに、その自信は簡単に打ち砕かれていきました。

ついには破産する始末。

ただ、私の場合は早い段階で失敗して受け入れられたのが良かったのだと今は思っています。

だからこそ、同じような人間の気持ちが痛いようにわかる。

厳しいようですが中間テストや期末テスト、花園や甲子園で活躍しても生活はできません。もちろんプロになる人もいますが一握り。しかもプロスポーツは経営の世界よりも厳しい。

何より自分自身が商品で、変わりにバッターボックスに立ってもらうことは出来ない。

過去の栄光が悪いとはいいません。

ただ、あまりに結果に囚われすぎてはいけません。

過去の栄光は成功体験として結果ではなくプロセスを見るべきです。

どうして自分は優勝できたのか。
自分は人一倍努力できる人間なんだ。

そのプロセスが一番大切であって、結果はオマケみたいなもんです。

そんなことをいうと否定的な意見も出てきそうですが、私は過去の成功をけなしたり、僻んだりしたいわけではない。

これから何十年もビジネスをしていくあなたが、少しでも成功するきっかけになればと心から思っています。

あなたが社長だったら、東大を卒業したけど入社してから5年間営業成績最下位の人間と、高校中退だけど毎年成績トップの人間どちらがいいですか?

東大を卒業したから、甲子園で優勝したからといって、それだけでは取引先は契約してくれません。

どんな学校を卒業したとしても、部活でレギュラーになれなったとしても、社会にでてしまえば全員がビジネス初心者。

そして、いつになっても上には上がいます。

だからこそ、今、自分ができる目の前のことをしっかりとこなし、そのプロセスをしっかりと蓄積していってください。

社会には誰でも成功をつかめる可能性が広がっています。

今回のまとめ

・学歴なんて社会にでたら無意味
・学歴には自分も他人も勘違いしてしまう怖さがある
・学歴よりもプロセスが大事
・全員スタートラインは同じ。無限の可能性が広がっている。